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突発性難聴について

どんな病気なの?

ある日突然難聴が起こる病気です。何をしている最中に起こったか思い出せるくらい突然に「キーンと大きい耳鳴りがして、聞こえが悪くなった」という症状が典型例です。しかし、難聴の程度が軽度の場合は、「耳が詰まる感じ」や耳鳴りだけで難聴を自覚しない例もあります。ほとんどの場合片側の耳に起こります。

内耳の血流障害やウィルス感染が関与しているという説が有力ですが、本当の原因はいまのところ厳密には不明です。

どんな治療をするの?

血流障害やウィルス感染によって内耳の感覚細胞や神経が炎症を起こしたと考え、炎症を抑える効果に優れたステロイドを内服もしくは点滴で投与します。さらに血流改善薬やビタミンB12などを組み合わせて投与します。

早期治療が大切と言われていますが?

炎症が完成してしまっては薬の効果が見込めません。治療は出来るだけ早期に始めた方が良く、すみやかに耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。

炎症を進行させないためにも安静にすることが望ましく、可能であれば入院をおすすめすることもあります。

完治するのでしょうか?

難聴の程度によりますが、完治する患者さんは約3分の1、ある程度回復する事ができる患者さんは3分の1、回復しない患者さんが3分の1です。難聴が聴力検査で回復しても、耳鳴りなどの後遺症が残ることもあります。難聴と耳鳴りがセットで起こる事を前述しましたが、この病気で回復しなかった場合は耳鳴りの後遺症に悩まされる事も多いのです。

発症直後に適切な検査・治療を受けることで少しでも治癒の可能性を高めたり、耳鳴りなどの後遺症を回避する事が出来る場合もあるのですから、早期受診と出来る限りの治療に専念するようおすすめ致します。

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